第六回投稿:ソッフリットのスパゲティ


久しぶりの三人勢揃い&水入らずの週末。
 
実は、この週末は以前よりスケジュールの調整を頂いてMaryJoy肥後師とディーターラムス展を見がてらサイクリング。を予定しておったのですが、なんともかんとも、火曜日の朝 人生最初のギックリ腰に見舞われてしまい前代未聞のKTKR級苦しみを味わうという。。ということで、僕だけキャンセル。早いところ健康な身体を取り戻さねば、です。で、回復したら自転車生活の日々を再開すべきです。36歳、メンテナンスを怠ると本当に体にガタがガタガタと訪れます。冗談じゃありません。
 
ともあれ、そんなこんなで在宅の週末恒例の煮込み料理と相成った次第。
若干のショックをぶち込まれた僕の心に生気を取り戻す 想ひ出の味 ソッフリット(豚の臓物)で和えるスパゲティ です。
 


学生時代、何がきっかけなんだか”ナポリに行きたい”と急に思いつき、その気持ちがドンドン強くなるのを抑えられず、しばらくヨーロッパから北アフリカをふらふらしていたことがありました。で、初心貫徹目的地ナポリで数週間を過ごしたことがありました。あそこは別に何がある訳でもない普通の下町なので、本気で何をする訳でもなく町中を冷やかして歩くことを延々続けておった、という あの時の僕は事実正真正銘モラトリアム生活の権化であり、ある程度世界でいい位置につけておった当時の日本の栄華を意味なく享受するドアホウでした。まぁ、そんな僕でもナポリまで行ったら行ったで日本の大阪とは間違いなく似て非なる当地ならではの生活が繰り広げられている訳で、これは凄いなと思わされる物事との出会いがありまして、このソッフリットなどはその最右翼と言うと言い過ぎですが、そのくらい衝撃を受けたことを思い出します。当地ナポリではレストランなどよりも肉屋で売られているような、無理矢理大阪で言うならば肉屋の軒先で焼かれているホルモン炒めのような日常の総菜なのでしょう。
 
では、はやいところ JUST DO IT レシピ行ってみましょう。
これも簡単です。

材料

スパゲティ乾麺:200gくらい
(以下、いつもの通り、ガッツリ二人分くらいの分量になります)
豚レバー / 豚ハツ / 豚肉(バラが適当でしょう):合計で一人当たり150gくらい
(本来は豚の食道とかトリッパ部分とか肺とか臓物なんでも入ります。本日は入手できたものだけ)
トマトピューレ:150gくらい
豆板醤:大さじ1弱
(ビックリするかも知れませんが、まずは流しておいて下さい)
ニンニク:1カケ
唐辛子:一本
そしてローリエを二枚
(香味ハーブはローリエだけです。色々思われるかもしれませんが、まずは流しておいて下さい)
オリーブ油:適当


材料は以上。いつも以上にシンプル極まるものです

下ごしらえ

レバーとハツはよく水で洗って牛乳に浸しておきます。そして水を切ったら一口大よりもちょっと小さめに切り揃えておきましょう。
で、唐辛子とニンニクはみじん切りです

手順

ルクルゼ鍋にオリーブ油を入れて火にかける前に唐辛子とニンニクを合わせます。弱火で着火。
火が通り、香ばしい匂いが充満したら豚バラを入れ火を強めて炒め合わせます。
色づいたところで豚ハツ。こちらも軽く炒めたところで豚レバーを続々と投入。しっかりと火にかけます。
水をドバー。ローリエもひらり。沸騰したら弱火にして、あとはフタをしてとろ火でひたすら煮込む。
そしてトマトピューレと豆板醤を加え、さらに煮込む。煮込み時間は合計一時間弱くらいでしょうか。そうとう煮詰めます。
あとは、塩とコショウで調整。良い感じに茹でたスパゲティと和えて完成。

これだけ。マジ簡単。

上述したように、レストランというよりは肉屋で売られているような総菜をスパゲティに和えて食べるこの料理ですが、当時20や21歳の僕はマジパネェ美味さに驚かされました。全く臭くもありません。ナポリでは、何とも説明のしにくい唐辛子ペーストというか液体というか、という謎のエキスを加えていましたが、そいつもやはり唐辛子やら豆類やらを発酵させた調味料みたいで、豆板醤で代用すると、これがジャストミートだったのでした。
で、モツづくしの鍋の中で香味ハーブがローリエのみという恐ろしい布陣なのですが、意外なほど臭さは残りません。土着料理の恐ろしさというのは結構こういうところに潜んでいるような気がするのですが、ガッチリ炒め切ってしまうこととトマトピューレともしかすると豆板醤が匂いにうまく作用しているのではないかと思います。
しかも、臓物部分は精肉部分よりも数倍のレベルでビタミンB群および亜鉛、鉄分などが含まれておりますので、滋養の豊富さは間違いのないところ。何より、繰り返しますがマジパネェ美味しさです。煮込み料理ヤバいですよ。多少時間はかかりますけど。

機会が合いましたらぜひ一度お試し下さいませ。

ではまた次回、やらしくお願いします

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